幼馴染の甘くない愛情Ⅰ
「う、ん?」
「ねっ!やっばーい」
言えません。
いや、いつかはばれるだろうけど。
大雅がモテるのは分かる。
だって、やっぱりかっこいいから。
あれで性格さえよければ…
って、じゃあなんであたしは
あんな性悪好きになったんだ…
それから拓篤と亮も加わって
話をしていたら入学式はあっという間に終わった。
それからクラスに戻って
少し担任の話を聞いて今日はもう終わり。
「なぁ!今日親睦会ってことで4人で…」
亮がそう言った瞬間。
教室の扉の開く音がして
クラスの中がざわつきだす。