幼馴染の甘くない愛情Ⅰ
≪大雅 side≫
「くっそ、あのチビ鍵かけてやがる」
瑠奈の部屋らしき扉を
開けようとするも鍵がかかっている。
「ははっ、とりあえず座れよ」
星夜さんがコーヒーを出してくれた。
「つか、お前まじでうちの学校受けたんだな」
「当たり前。瑠奈のいない学校なんて行く意味ねぇから」
「溺愛だな~にしては愛情表現間違ってっと思うけど」
「俺って昔からこうじゃん?」
好きだって気づいたのは
5年前くらいか?
とりあえず小学生の時。
最初は本当に
ただの下僕ってだけだったけど。