幼馴染の甘くない愛情Ⅰ






「ん~分からないけど、同じ学校だしそのうち会えるんじゃない?」

「本当っ!?楽しみ~♪」



何で楽しみなんだろう…



それから星夜の話も程々に
今度4人で遊ぼうって話になった。




「拓篤達の地元はどの辺なの?」

「ここから近いよ。海が綺麗なところ」

「俺らの地元案内するかっ?」

「それ明菜達つまんなくなぁい?」




どこにいくかをみんなで
話し合っていた時、




屋上の扉がゆっくり開いて
ニヤリと笑った人物。




「見っけ」




低いのによく通るその声は
大してでかくないのに
あたしの耳にはよく届いた。






< 50 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop