幼馴染の甘くない愛情Ⅰ






「た、いが?」

「…んだよ」




少しぶっきらぼうに答えた大雅は
まるで子供のような顔をしていて




「ごめんなさい」




気づけば謝っていたのは
多分、条件反射ってやつで




「分かりゃいい」




そう言って

あたしの頭を撫でた大雅に
心臓が大きく音をたてた。











卑怯だよ…大雅のバカ。





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