幼馴染の甘くない愛情Ⅰ
「あっまぁ~~~~っ!!!!」
そんな明菜の叫び声で
現実に戻ったあたし。
大雅は特に気にする様子もなく
あたしの髪で遊んでる。
「なに!?明菜こんなの見てらんないんだけどっ!」
そう言いながら顔を赤くする明菜。
亮も心なしか顔が赤い。
拓篤はハハハって笑ってる。
「へ?え、いや…」
「付き合ってないって、めちゃくちゃラブラブじゃん!」
「らっ!?」
ラブラブ!?
ありえないんだけど!
どこをどう見たら!?
チラッと大雅を見ると
さっきまでの表情は消えて
余裕そうな笑みを浮かべていた。