幼馴染の甘くない愛情Ⅰ
「なんで俺がお前と同じ高校受けた?」
「……え」
それは、知らないよ。
「なんでわざわざ同じマンション借りた?」
「………」
「なんで、こんな風に抱きしめんのか……分かってんのかよ」
「……嫌がら」
「んなわけねぇだろ。いい加減気付け」
抱きしめる力が一層強くなる。
ねぇ、大雅。
あたし期待していいの?
嘘に決まってんだろクズ
とか、言わない?
「好きだからだろうが」
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