幼馴染の甘くない愛情Ⅰ








立ってられなくなったあたしは
大雅に全体重を預けた。


大雅の腕は安心できる…





「…大雅」

「ん」

「………すき」




大雅に聞こえないくらいの
小さな小さな声で呟いた。







だけど、大雅には
聞こえていたらしい。




フッて笑ったあとに
あたしの髪にキスを落として
小さく囁いた。





「知ってる」





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