溺愛ヤンキーくん
俺達はホテルを出て港まで歩いていった。
それにしてもあちーーーな…
まぁこれからサーフィンができるからまだいいけどよ…
つーかまだ五月なのになんでこんなに暑いんだよ…
気が狂いそう。
暑がりってつらいな…
「皇雅〜早くしてよー」
「お、おう」
「そんなにぼーっとしてると置いてくよ?」
「あぁ…すまん」
「もう。ほら船の券買っといたから、あげる」
「は!?俺が払うって!」
「いやいいよ!いきなり言い出したのがいけなかったんだし。もらって?」
「…わりぃな…」
「いいの!あたしがしたかっただけだから!」