溺愛ヤンキーくん





──────────────…………


電車を乗り継ぎ、やってきた羽田空港。



遠いよ。ほんとに。


そろそろ集合時間だなー…



あ、同じクラスの松本くんいた。





皇雅達来ているのか聞いてみよ。



「…ねぇ、松本くん。皇雅達来てた?」


「え!?あ、はい来てましたよ!」


「ありがと。どこにいるかも知ってる?」


「えーと…あ、あそこにいるよ!」




松本くんが指差した方を見ると、皇雅達炎龍が。



「あ、いた。ありがとね松本くん!」


「い、いえいえ!」



あたしはひとまず松本くんにお礼を言って、皇雅達のもとに掛けて行った。



「皇雅!」


皇雅「お、優はよ」


「おはよ!荷物ちゃんと準備したのか?」


翼「ちゃんとしてあるよ~ね、皇雅?」


皇雅「おう」


「本当か?忘れもんしたんじゃあ…」


皇雅「してねーよ。俺がするかっての。」



え。忘れてねーのかよ。


つまんねーの。


水国「おーい!集合せーいっ!」


櫂「じゃあ、行きましょうか。」


───────────………


水国「はーいみなさんお待ちかねの臨海学校がこれから始まるわけだがーー」

「「「「うぃーーっす(優ちゃんの私服が見れる!)」」」」

ん?


なんか色んな男子からの視線が感じられるんだが?


ま、気のせいか。



水国「くれぐれもハメを外しすぎないよーに!!」


「「「「うっす!!(優ちゃんの水着!)」」」」


ん?今度は期待の視線が…


まぁいいか。


水国「じゃあ、それぞれ機内に乗り込めーー!!あ、し順番は守れよ!」



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