溺愛ヤンキーくん
なんつー女みてーな名前なんだ。
まぁいーけど。
問題はこのイヴっていう男と他の奴等をどうするか。
???「…イヴ」
イヴ「なんすか?カイトさん」
へぇ。
この青髪に金メッシュの奴カイトっていうんだ。
見るからに…族の幹部かな?
カイト「全国No.1の炎龍だ。気をつけろよ」
イヴ「よゆーっすよカイトさん。まぁ見ててください」
カイト「さっさと倒して来いよ…」
イヴ「はい!ユージ!ルナ!」
「「はいっ!」」
「初めての喧嘩だ…気後れするなよ」
はぁ?
ユージとルナって初喧嘩なのかよ。
なめられたモンだな、俺らも。
イヴ「あ、言い忘れてたけど。こいつら実戦経験はねぇが研修生でトップの奴等だ。なめんなよ」
いやいやいや。
実戦経験がない時点でなめられるだろ。
ま、お手並み拝見。とでもいこうか。
―――――――……ぎゅっ……
ん?
優「…イヴは…強いから…気を付けて…」
「あぁ。負けねえから。安心しろ」
優「後、あの研修生も強い…」
まじかよ…
「じゃああの三人…」
優「あぁ。下手したら負けるかもしれねぇ…」
まじかよ…
カイト達の族はどんだけ強いんだよ…
負ける気はしねぇが…
あいつらのトップとはわからねぇ。
もし。
もしカイトが、族の幹部だったとしよう。
トップは相当強いよな。
さて。さっさとやっちまおうか。