年上彼氏


「あっ、あの~先生って好きな人とかいるんですか?」

「えっ、あぁ..いるよ!」
気付け――っ!!!
すきな人は祐加なんだよ。

「えっ..!やッ..うぅ..ぱっり..そぉですよ、グスンね?」

「えっ、あ..どしたぁ?俺、なんか悪いこと言ったぁ?」

「うぅん、だ..いじょ..ぶ..です」

...ちゅ。

「???へっ?せんせっ?」
そこには唖然顔の祐加―
えっもしかして俺、今キスしちゃった?

「ごっ、ごめんな。
本当にごめん。」

「うぇ――んっ(涙涙涙。
なんでぇ――?せんせっ、好きな人いるんでしょ..おぉ??」

「ごめん。何も言ってなくて..俺、実は祐加のこと..すきなんだ。今のキスも、祐加が好きだからした。困るよなぁ..笑笑)こんなオッサンに突然、言われてもさっ」

「うぅ..涙涙涙。本当ぉ~?」

「うん...」

「私もねっ、先生のこと好きなんだぁ」

「本当にっ?すっごい嬉しいッ」

“ちゅ..”
そして2人はもう一度
唇をかわした――

「きゃああ!」

「可愛いー顔しちゃって!
これからは、俺のこと悠真(ゆうま)って呼んで..」

「はいっ..せっ。ゆぅま」
< 22 / 25 >

この作品をシェア

pagetop