トップ〜番外編〜
「でも、親に反対されて…サッカーは結構メディアに取り上げられるけど、ビーチサッカーなんて、全然だろ??しかも、給料も低いし…まあ、将来を見据えて反対したんだろうね」


そんなの、知らなかった…白鳥くんがビーチサッカー選手になるのが夢だったなんて…。

「だから、諦めたんだよ、ビーチサッカー。」

「え、諦めちゃったの??」

「うん…親に反対されてもやる!って思ってたんだけど、サッカーの試合に連れてってもらったらさ、サッカーの虜になっちゃって…まあ、親の思い通りだよね(笑)」


「そっか…でも、私ビーチサッカーやってる白鳥くん…ちょっと見てみたいな…なんて…。白鳥くんって何でも運動出来るから羨ましい」

「そう?でも、俺…運動苦手だったんだよ…幼稚園の頃とかは」


「え?」

「運動会では、いつもビリ。鬼ごっこで鬼やっても1人も捕まえられないし」

「想像つかない」

「まあ、今の俺だったら絶対に1位を狙うんだろうけど…幼稚園の頃の俺は諦めたからね…」

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