毒舌に惑わされて
決断する時
「安藤さん。土曜日に出掛けませんか?」
野村くんに誘われてランチに出た木曜日、デートに誘われる。
土曜日は大倉くんと予定があったから断ると、日曜日に野村くんとデートすることになってしまった。
まだどちらとも付き合ってはいないけど、何だか二股かけているみたいで後ろめたい気分。
そろそろ決めて、はっきり返事しよう。でも、まだ決断出来ない。
今度のデートが判断材料になるかな。
*****
大倉くんとのデートは3回目で、今日のデートもランチからスタートだ。
「莉乃ちゃん、お蕎麦好き? そばアレルギーとかない?」
「うん。アレルギーはないよ。何でも食べれるし、お蕎麦も好き」
「気に入っている蕎麦屋があるんだ」
車を走らせること1時間。信州そばと店名の頭についている蕎麦屋に入る。
ここは信州ではない。店主は信州で修行をして来てここに店を開いたのだと大倉くんが説明してくれる。
引き戸を開けると「いらっしゃいませ!」と元気な声が聞こえた。
「あれ? 祥ちゃん、久しぶりだねー」
野村くんに誘われてランチに出た木曜日、デートに誘われる。
土曜日は大倉くんと予定があったから断ると、日曜日に野村くんとデートすることになってしまった。
まだどちらとも付き合ってはいないけど、何だか二股かけているみたいで後ろめたい気分。
そろそろ決めて、はっきり返事しよう。でも、まだ決断出来ない。
今度のデートが判断材料になるかな。
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大倉くんとのデートは3回目で、今日のデートもランチからスタートだ。
「莉乃ちゃん、お蕎麦好き? そばアレルギーとかない?」
「うん。アレルギーはないよ。何でも食べれるし、お蕎麦も好き」
「気に入っている蕎麦屋があるんだ」
車を走らせること1時間。信州そばと店名の頭についている蕎麦屋に入る。
ここは信州ではない。店主は信州で修行をして来てここに店を開いたのだと大倉くんが説明してくれる。
引き戸を開けると「いらっしゃいませ!」と元気な声が聞こえた。
「あれ? 祥ちゃん、久しぶりだねー」