毒舌に惑わされて
よし!準備OK!
あと10分で着くと大倉くんからメールが届いた。こういう気遣いの出来る男は好感度が高くなる。
聖也みたいに勝手に30分も早くきて、文句をいう男は論外だ。
マンションの入り口に降りるとちょうど大倉くんが到着した。
「おじゃましまーす」
開けてくれた助手席に乗り込むと、大倉くんが犬みたいに鼻を動かす。
「いい香りがする」
「さっき、シャワー浴びたからかな?」
香水は振りかけなかったから、シャンプーかボディソープの香りだろう。
「朝からシャワー? ヤバいな。想像しちゃう」
「何を?」
「莉乃ちゃんのシャワーを浴びている姿」
「もう、やだー。恥ずかしいじゃないのよー」
恥ずかしがる年頃でもないが、恥じらいは捨てないようにといつも心掛けている。
昨夜は恥ずかしい姿をさらけ出していたかもしれないけど。過ぎたことは忘れることにするのだ。
「莉乃ちゃん、かわいいね。やっぱり年上に見えないな」
あと10分で着くと大倉くんからメールが届いた。こういう気遣いの出来る男は好感度が高くなる。
聖也みたいに勝手に30分も早くきて、文句をいう男は論外だ。
マンションの入り口に降りるとちょうど大倉くんが到着した。
「おじゃましまーす」
開けてくれた助手席に乗り込むと、大倉くんが犬みたいに鼻を動かす。
「いい香りがする」
「さっき、シャワー浴びたからかな?」
香水は振りかけなかったから、シャンプーかボディソープの香りだろう。
「朝からシャワー? ヤバいな。想像しちゃう」
「何を?」
「莉乃ちゃんのシャワーを浴びている姿」
「もう、やだー。恥ずかしいじゃないのよー」
恥ずかしがる年頃でもないが、恥じらいは捨てないようにといつも心掛けている。
昨夜は恥ずかしい姿をさらけ出していたかもしれないけど。過ぎたことは忘れることにするのだ。
「莉乃ちゃん、かわいいね。やっぱり年上に見えないな」