フィクション
【恵視点】

恵は壁に手を当てて、ぶつぶつ独り言を言い始めた。

「えーと、特別教室側にいる人は・・・
7、8人か。そのうちケイと叫んだ男子生徒を除くと5、6人。多いなー。」

壁に手を当てて、ぶつぶつ言っている人を見かけた他の生徒は避けて歩いていた。

「まずは、こっちに来れない様にあそこと、あそこに隠して貼っておいた札を発動させて・・・」

恵は目的の場所に向かって走り始めた。

「体力無いのに。離れた場所でも札発動出来れば良いのに。」

走りながらも恵はぶつぶつ言っていた。
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