時猫



「ただし、もしこれをやるなら、あなたにも未来へ行ってもらいます。名前を変えて」

「名前が変わろうが変わらまいが、関係ない。俺はあいつに復讐する」

「復讐すると同時に、あなたも柏原伊吹が死ぬ所から、やり直せます。その時にあなたも時空移動します。

…意味、分かりますか?」

「…あぁ」


時猫はまた輪を取り出した。

光が現れて、俺に注がれてくる。

一瞬で俺の服装は、いつもの着物ではなく…

見た事もない、上から下まで真っ黒な服装に変わった。

洋装か…?




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