花言葉が紡ぐ恋~大人の恋愛編~
藤~あなたの愛に酔う~
「あっ……あぁ……もう無理」
「っく。まだいけるだろ?もっとよがり狂えよ」
「ぁ……ああーーー」
注がれる彼の思いに子宮が切なく震える。
背後から貫かれたまま湿ったシーツに沈みこんだ。
お互いのせわしない呼吸だけが部屋に響く中、熱を取り戻す胎内のものに身を捩る。
「ンン…もう本当に無理……お願い、抜いて」
ホテルに入ってもう半日。
シャワーも浴びずに繋がり続け、彼の思うまま喰らいつくされ身体のあちこちが悲鳴を上げている。
喘ぎすぎて掠れきった声で首を後ろに向けて懇願する私に、彼は私の首に噛みつきパンッと腰を打ち付けた。
「いっ!あん」
「残念だがそのお願いは聞いてやれねぇなぁ。俺はまだまだ満足してないんでね」
口の端を上げて、私を抱き起こし騎乗位の体制にして奥に奥に突き上げる彼の胸に咲く藤の花をぼんやりと見ながら、痛すぎる快感に顔を歪めた。
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