花言葉が紡ぐ恋~大人の恋愛編~
どうして話した事もない彼に腕を掴まれてるんだろう。
いきなりの事に目を丸くしてる間に掴まれた腕を引っ張られ公衆の面前で深いキスを落とされた。
「!…ん……やぁ…」
ドンドンと自由な手で胸を叩いてもびくともしない。
それどころか三島さんは片方の手は私の後頭部に、もう片方は背中に回してお互いの身体を密着させた。
その時足に当たった熱に目を見開いた。
「ちょ…何で………」
何でこの人興奮してるの?
突然のキスと当たるものに混乱しきった時、いつの間にか身体の間に入っていた手でスカートの上から花芽を触られた。
「んッ」
走った快感に膝から力が抜ける。
「暁羅、お前の姉さん貰っていくな」
「え?きゃぁっ」
「貰ってくって、おい、春灯!?」
姫抱きにされ驚いた声に被さるように聞こえた弟の焦る声を聞きながら、私は数歩行った先に停まっている黒塗りの車に押し込められた。