花言葉が紡ぐ恋~大人の恋愛編~
それから抵抗虚しく部屋に入れられ、中央に堂々と置かれてるベットに放り込まれた。
「ちょっ、いい加減に
「俺はヤクザの頭の愛人の子だ」
「は?」
唐突に告げられた言葉に首を傾けて、上から押さえつけてくる三島さんを見上げる私に、三島さんは小さく笑った。
「色々あって中学の頃、俺は自分が愛人の子だと知って、同時に跡取りになった。
それからは女に不自由しなかった。このルックスにヤクザの跡取りの女って立場に勝手に群がってくる女共を好きな時に好きなように抱いた。その女が好きという訳でもなくな。
でもお前は違った。見た瞬間猛烈に抱きたいと思った」
そう言いながら押し付けられたものは心なしか車に乗る前より肥大してる気がした。
「な……な……」
そのあからさまなものと言葉になにも言えない私に、バリトンが身体を震わせた。
「まずは逃げられないように、この身体から俺なしじゃいられないようにしてやる」