不思議探偵団☆
あの日の思い出
『ミキくん、ボクで良かったら聞くよぉ?』
『聞きたいだけでしょう』
『いいからぁ~!!』
『ったく…
僕は、高校に入学したときから ずっと大好きだった人が居たんですよ。
いつも目で追って…一言でも喋れた その日はホントに嬉しくて…
おかしくなるくらい好きだったんです。
友達にも協力してもらって、ある日僕は彼女に告白しようとしたんです。
放課後、学校の中を探し回って…
やっと彼女を見つけたと思ったら…
彼女と学校の先生がキスしてたのを見てしまったんです。
別に禁断の愛が許せないってことじゃなくて…ショックだったんです。
キスの相手は40歳の先生っていうのとか、
ずっと大好きだった人がっていうのとか…
それ以上に、彼女が そんなことを するっていうことがショックだったんです。
結局、彼女の真実を知ってしまったし、僕も学校に飽きてきたので辞めましたけど…
こんな実らない恋をしたんで、もう恋をするのが怖いんです―…』