不思議探偵団☆
気づいたら…
涙が溢れ出ていた。
『そっかぁ…でも過去のことでしょう? だったらまた、恋しても良いんじゃなぁい? 過去は変えられないけど、将来なら変えられるだろぉぅ? ボクはミキくんに恋…してほしいけどなぁ…?』
シンゴが僕の顔を心配そうに除き込んでくる。
『…僕は大丈夫です。でも…やっぱり恋するのは怖いです。…あんな気持ちをもう感じたくないんだ…』
どうしようもなく不安定な気持ち―…
今にも崩れ落ちてしまうような脆い心。
僕は…支えきれられず、崩れていってしまったんだ…
もう…立ち直ることが出来ないくらい深いキズを負ったんだよ…?
しかも初恋だったから…倍辛いんだ。
だから僕は恋をしたくないんだ。
こんな気持ちを味わうくらいなら―…