不思議探偵団☆








『シンゴ、心配しないで下さい。…僕は大丈夫ですよ。もう関係ないんですから…』



僕は行く途中にシンゴに話しかけた。




『そぉ? でも途中でムリそうだったらボク一人でも大丈夫だけどぉ…』




『いや…僕は探偵の仕事で行くんですから、絶対に解決してみせますよ』



僕は心配させないように笑顔でシンゴに言う。








―学園にて―









『…久しぶり…』




僕は学園を見上げる。




いざとなると…勇気がでないな…
足が進まない…



『ミキくん? 大丈夫ぅ?』



『あっ…大丈夫ですよ!! 中に入りましょう、シンゴ!!』



僕はシンゴの腕を引っ張る。


そうだよ…





ここで立ち止まることは出来ない…



進まなきゃ…








僕は学園の中へと、一歩足を踏み入れた。








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