不思議探偵団☆
僕は目を開ける。
―が…
『あ…れ?』
おかしいな…
いつもみたいに ならない…
『どぉしたのミキくん?』
『…いつもみたく推理できない…』
どうして…?
『ミキくん、もしかして推理するのが怖いんじゃないのか?』
刑事さんが真面目な顔つきで言う。
『へ? どういうことですか…?』
『ユラナと同じだ。ルナさんが犯人だったらショックだから…推理が怖いんじゃないのかい?』
推理が―…
怖い―…?
『……確かにルナが犯人だって分かったら…ショックですよ。
ルナは…僕の大好きな人だったから…』
自然に涙が溢れてくる。