不思議探偵団☆
しとしとと降る雨の音が、誰かが泣いているみたいに聴こえて…
悲しくなる。
こんなんで探偵の仕事なんて続けられるのかな?
こんなことばっか考えてしまって―…
先が見えない。
真っ暗になった道を、水しぶきを上げながら進んでいく。
そして…ふと前を向いたとき…
『ルナ…?』
ルナが傘もささずに、濡れるのも気にならない様子で立っていた。
なにしてんだ?
てか前もこんなこと…
確か そのあとに事件が起こったんだな…
僕がルナに近寄ると、ルナは僕に気付いた様子もなく、また進み始めた。
僕は そんなルナを不審に感じて…
ルナの後をつけることにした。