不思議探偵団☆
『ルナ…こんな土砂降りじゃ、火なんて着きませんよ?』
『なっ…なに…』
『分かってるよ。今回の放火事件の犯人は君だろ?』
『…ど…して…?』
ルナの目には涙が溜まっていく。
『どうしても こうしてもないよ。…今回は火は着かなかったから良いけど…君は何校も放火してきたんだよ? どうして こんなことしたのさ…』
ルナの溜まっていた涙は、頬をつたって地面へと落ちる。
『学校が…嫌だったのよ。あたしもね、ミキくんみたいに叶えたい夢の為に、頑張りたかったの。でも、どうしても学校に行けって言われてるから…いっそのこと、犯罪でも起こしちゃえって…そしたら退学にでも何でも なるでしょう?』
『でも…こんなことは しちゃダメだよ。
それに、辞めたって良いじゃないですか。
どうしても叶えたい夢があるなら、周りなんて気にしなくて良い。
追いかけ続ければ良いんだよ?』