不思議探偵団☆
あたたかさ
『ミキくん、お帰りなさい♪ どこ行ってたの?』
『リルラ、ただいま! 今日は…その…秘密ですよ♪ 秘密の場所の後は南北探偵事務所に居ました。』
『え"~!? 秘密ってどこ行ってたのよぉ~』
僕の頭を くしゃっと撫でるリルラ。
『お楽しみですよ♪』
だってリルラの誕生日プレゼント買ってきたんだから。
『おっミキ、今な…南北探偵事務所から電話があったんだけど…』
奥からスウェット姿の三郎さんが出てきた。
『南北探偵事務所から?』
『あぁ。レオ? とかいうヤツから…また明日も来いよって伝言してくれってさ…』
レオさん…
『なぁに? もう仲良し??』
リルラが興味深げに僕の顔を除き込んでくる。
『女の子とかいるの?』
『居ますけど…』
『好きになっちゃダメよ!!』
そう言ってリルラは二階へ上がってしまった。
『? リルラ…どうしたんだろう?』
『てめぇは どんだけ鈍感なんだ;』