不思議探偵団☆





『いや…何でもないです。』



『そか? んじゃあ行くぞっ』













――――――………












『おっしゃあー!! ミキ、事件解決だ! 事務所帰ろーぜっ』



『あっ三郎さん…僕、いったん南北事務所に寄ってから帰ります。レオさんと昨日 約束したんで…』




『ふ~ん…じゃあオレ先に帰っとくわ』



そう言って三郎さんは事務所に、
僕は南北事務所に向かった。







『えっと…どっちだったかな…』





僕は右の角を曲がろうとしたとき、




ふわっと、体が覚えている香りがした。






『あっミキくん!?』


『ひょえ!? リルラ!?』




あ…さっきの香りはリルラの香水だったんだ…



『ミキくん、今からどこか行くの? もうすぐ晩御飯だけど…』



『南北事務所に行くんです。でも、すぐに帰りますから』


『…南北事務所…』


< 145 / 200 >

この作品をシェア

pagetop