不思議探偵団☆
迷い
僕はリルラと別れたあと、南北事務所へ向かった。
リルラの言葉と涙が頭から離れない。
『どうゆう意味なんだよ…』
そう思いながら、南北事務所があるビルの階段を上っていく。
そして南北事務所のドアの前に辿り着いたとき―…
今すぐ入りたい―…
今すぐ皆に会いたい―…
そんな気持ちを押さえ、事務所のピンポンを押す。
―ピンポーン―
『はぁぁーいよっ』
奥からレオさんの声が聞こえた。
何でだろう…レオさんの声が聞こえた瞬間、すごく安心した。
『だあれー?』
『ミキですっ』
『マジ!? オッケ! 今すぐ開ける!!』
何だか家に帰ってきたみたいで嬉しいな…