不思議探偵団☆
い…
いきなり?
『えっと…』
『南北事務所を選ぶの?』
『…リルラ…』
『どうして答えないのよ…』
リルラの目から涙が溢れる。
『!? っ…リルラ!?』
『今日…何の日か知ってる?』
『えっ…』
僕は反射的にカレンダーを見る。
『あ…』
今日はリルラの誕生日だ…
『ミキくんが南北事務所に行ったら あたしは…どうすれば良いの!?
どうして あたしの誕生日に大切なものが失われなきゃなんないのよ!?
行かないでよ…
答えてよミキくん…』
リルラは泣きながら僕にしがみついてくる。