不思議探偵団☆
『イヤです!! 聞きたくない!!』
『聞けよミキ!! ほら…ミキー!って言ってる…』
――へ?
「ミキー!!」
あ、確かに誰かが僕を呼んでる…
僕を呼ぶ影が、どんどん こっちに近づいてきて…
『え…あれは…
さっ…
三郎さん!!?』
なんと僕を呼んでいたのは三郎さんだった!!
『ミキー!! やっと気づいてくれたよ!! オレずっと呼んでたんだぜ?』
『三郎さんっ…どうして? 何で此処にいるんですか!?』
『え? 此処、心霊スポットなんだろ? 心霊写真とってこの本に送ろうと思って』
三郎さんは そう言うと、「心霊写真大特集!」という表紙の本を取り出して、それを指差す。
『いつから居たんです~!?』
『え? お前が1人だった時も肩叩いたのに 見事に走って逃げたじゃねぇか!』
え…
じゃあ あれは
三郎さんだったの…?
『なっ…なんだぁ~…』