不思議探偵団☆



『刑事さん、いい加減 本題に入りましょうよ』

『うん…そうだね』

ようやく刑事さんは震えが収まったみたい。



『えっと…私は君のお父さん、キリ君の親友だよ』



『…貴方が?』



『うん。高校時代のね。…キリは、高校卒業後、すぐに結婚したと聞いた。でも、子供―…ミキくんが産まれてすぐ、私の所へ逃げ込んできた。』



『お父さんが…?』


『…子供が産まれたって俺は世話なんか出来ない…そう言って私の家に来たのさ。それから…キリは探偵になったんだ。すごく…有名な…』





心臓がドクンと動く。



『ちなみに…お父さんは何て言う名前で探偵になったんですか? キリっていう本名で探偵になったんじゃないですよね!?』




『…ミキくん、やっぱキリの息子だけあるね。』




刑事さんはフッと笑った。





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