不思議探偵団☆
『お願い。一分だけ…一分だけで良いから…抱き締めて…』
そう言うミルの声は震えてて…
『今だけだよ?』
僕はミルを抱き締めた。
『うぅっ…怖かったよぉ…ミキくん…』
『うんうん。もう大丈夫だよ。僕、これでも一流探偵(?)だから。必ず犯人を捕まえるから…安心して?』
『ありがと…大好き…』
『!!/// …ちゃんと返事考えとくよ…』
『んっ。宜しくね』
そう言ってミルは笑った。
『そろそろ一分じゃない?』
『全然!! あと十五秒!!』
『(数えてんの!?)』
この時は―…
誰かに見られてるなんて これっぽっちも思ってなかった。