不思議探偵団☆
すると―…
『あなたが不思議探偵団のミキくんですねー♪ お待ちしてましたよ♪』
後ろから声がして、振り返ると…
『はぁい☆ あたしは、この地区で一番偉い人!! えーっと、そういうのを何て言うんだっけ…?』
『地区長さんですか?』
『そう! 地区長ですんっ♪ さっそく、この廃校の怪奇現象を、どーにかしてくれる?』
は…?
『いや…僕は探偵で霊能力者じゃないんですけど…』
『いーからっ取りあえず、廃校の探検にいってら♪』
地区長さんが僕の背中を押す。
『待って僕、ホントにダメなんですって!! ちょっと待って!! ぎゃあーーー!!』
ガチャんっ!!
入口のドアを閉められた!!!
『ウソでしょ…』
僕は涙目…
『何で? 僕は探偵じゃないのか…?』
仕方ないから、僕は文句を呟きながら進んでいく。