不思議探偵団☆
『とりあえず、犯行が起こるまでにアイス屋に行くんだ!!』
刑事さんは僕の腕を引っ張る。
―アイス屋にて―
『このアイス屋さんには14歳の女の子が居るんですね。…僕が その女の子に成り済ますって訳か…』
『そうよ! だから このアイス屋さんから、普通に出てきて。そして街をウロウロしておくの。…これで犯人が寄ってこれば良いんだけど…』
リルラが少し不安げに言う。
『しかも犯人はナイフとか持ってるんだよぉ? ミキくん大丈夫ぅぅ?』
シンゴも心配そうに言う。
『大丈夫ですよ! 必ず犯人を誘き寄せて、捕まえてみせますから!』
そして―…
僕はアイス屋さんの裏口玄関から出て、いかにもアイス屋の子供です。って感じで街へ出た。
一歩 一歩 歩くたんびに緊張が増す。
念のため、後ろからは三郎さんたちもついてきている。
いつ…襲ってくるか分かんないんだ…