不思議探偵団☆
しかし…
僕は そんな男を ひらりと交わす。
僕を少し通り過ぎた男は振り返ってまた こちらに駆けてきた。
僕は そんな男の腕をガッと掴む。
ガシャンっ―…
男はナイフを地面に落とした。
『バカですか?
嘗めないで下さいよ。
こんなので僕は刺せませんよ』
そのまま男の腕を右へ捻る。
『…単純すぎんだよ、犯行が。
お前が この連続通り魔の犯人だな』
その目は もう僕の目ではなく―…
お父さんと一体化した僕だった。