不思議探偵団☆
『警察署へ行きましょう』
男の腕を ぐっと引っ張る。
そこに三郎さんたちも駆け付けてきた。
『イヤだ!! 誰が行くか!!』
男は強く抵抗し始めた。
『ったく、子供みたいですね。 まぁ良いです。此処で話しましょうか』
そう言って目を閉じ―…
お父さんを呼ぶ…
そして ゆっくり目を開けた。
『あなたは…面白半分の犯行ですよね? 地図で星のマークが2つ、キレイにつくれるように、アイスクリーム屋を調べて その子供をターゲットにしました。子供なら襲いやすい…という理由で。
それに…あなたは何故、アイス屋さんを狙ったのか―…
それは、あなた自身もアイスクリーム屋の店主だからですね?
ライバルの店を妬んで、それで店の子供を襲いました。
そうでしょう?
…それと、実は僕、女でもないし このアイス屋の子供でもありません。…探偵です』
そう言ってニコッと笑う。
未だに…僕は男の腕を強く握っている。