不思議探偵団☆
僕は高校の中をキョロキョロ見回す。
ここの高校 でかいなぁ~…
地図がなきゃ迷子になっちゃいそうだよ。
『たしか…リーダーの話では刑事さんとユラナさんも来てるみたいだよぉ~』
『そうなんですか…刑事さんたちって僕たちの行くところに必ず居ますよね』
『仕方ないよぉ~。作者が そう仕込んでるんだから~』
『あれ? ミキくんとシンゴくん?』
『あっ…』
ユラナさん!
『ミキくんたちも放火事件の捜査?』
『そうですよ。連続なんですよね?』
僕が聞くとユラナさんは少し表情を暗くした。
『そうなのよ…実は私ね、高校生の妹が居るんだけど…いつ自分の高校が放火事件に遭うかって…怯えてるのよ。だから何としても早く犯人を捕まえなきゃ…』
ユラナさんは妹思いだなぁ…
僕は兄弟が居ないから分かんないけど…