不思議探偵団☆




『でも…高校なんて久しぶりです。懐かしいな…』



僕は そっと壁に触れる。









確か…もう退学してから ずっと学校なんて行ってなかったな…



ずっと家や事務所で勉強してたから…





それに…












学校に来ると あの日のことを鮮明に思い出してしまうんだ。












だから―…










正直 学校は苦手だ。









『ミキくん?』




―ハッ!!





ユラナさんの声でハッとなる。


『大丈夫?

…とにかくね、現場には証拠らしきものが残ってないの。

だから…今日は捜査を諦めましょ?
あたしと潮くんも帰るから…』


『じゃあ、協力するので、また事件があったら連絡下さい!』





そう約束して僕とシンゴは高校を後にした。








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