新撰組~幕末に名をはせる者~
≪土方side≫
道場までの通路を走っていると前から渚を抱きかかえた斉藤が走って来た。
斉「副長…!!」
土「斉藤、助かった。ありがとう」
斉藤から渚を受け取り部屋まで戻る。
俺の後を斉藤はついて来た。
部屋に入りると総司が布団を敷いてくれていた。
そこに渚を寝かせる。
土「なにがあったんだ?」
沖「私と、渚さんで勝負をしたんです。私が負けたんですけど…」
土「お前が負けた!?そんなに強いのか!?」
斉「…副長…お静かに…」
土「あ?あぁ、すまない」
沖「はい、負けました。強かったです。ですが…終わった途端倒れこんだのです」
土「わかった。恐怖や周りの目からだろうな」
斉「俺もそう思います」
土「目を覚ますまで待つか…」
沖「はい、では目が覚めたら呼んでください」
土「あぁ、わかった」
沖田と斉藤は部屋から出て行った。