新撰組~幕末に名をはせる者~
「異国の格好ですし、長州の者ではないと思います!!とりあえず、話を聞きましょう」
沖田は冷静だな…
「…わかったよ」
土方が渋々といった感じで返事をした。
「渚さんは、どこから来ましたか?」
……なんて答えよう
未来から来たなんて言えるわけもない。
『日本のどこか』
結局、こう言うことにした。
「どこか?おめぇ、ふざけてんのか」
『ふざけてなどいない。本気だ』
「どうやら、訳がありそうですね…」
沖田がボソッと呟いたこの言葉は私には聞こえなかった。