新撰組~幕末に名をはせる者~
襖が開き、近藤さんと思われる人が入ってきた。
一言で表すと、ごつい。
「ん?この子は誰だ?」
私を見てビックリしたようだ。
「天野渚、日本のどこかから来たんだと」
わざと、どこかを強調させて言う。
「日本のどこか?渚君、どこかとは?」
『……わかりません』
本当のことを言うわけにはいかない。
「ここにくる前に何かあったんですか?」
沖田さんは勘が鋭そう…気をつけないと