新撰組～幕末に名をはせる者～

「ところで土方さん、後ろの人は？」





「あぁ、今日から俺の補佐をしてもらう。天野渚だ」




「えぇ、土方さんの補佐!?よっぽど強いんですね…」





なんて言いながら疑いのまなざしを向けてくる。




『おい、土方。お前私に隊士になってもらうとは言ったがお前の補佐とは聞いてないぞ』




「あぁ、今決めたからな」



『ふざけるな。私は死んでもお前の補佐など嫌だ』




「俺の補佐になれるんだから喜べ。俺はモテモテだからな」




『何がモテモテだ。一人の女も幸せにできねぇ女たらしが』





他の隊士たちは、土方さんにあんな口聞くなんて…とか、あいつ弱そうだぜ土方さんの補佐なんて務まるのかとか口ぐちに言っている。




いろいろ言われるのは慣れっこだから気にしないが。