新撰組~幕末に名をはせる者~





一方、土方は私が言ったことに怒っているのだろう。肩を震わせながら拳をかたく握っている。




「あぁ、女たらしで悪かったな。てめぇも泣かせてやろうか」




そんな、土方を無視し、私はあたりを見回した。
土方は無視すんじゃねぇとか言っていたが気にしない。







『おはようございます。私は天野渚です。昨日から隊士になりました。よろしくお願いします』






みんなが騒然とする。そんな時土方が




「ブッ、お前ばかじゃねぇの。普通初めましてから始まるだろ!!!」



ずっと、笑っている。私はそんな土方に思いっきり拳を放った。




―――――――ダンッ



土方が勢いよく吹っ飛ぶ。





そんな光景に隊士達は口を開け唖然としていた。




私はそれを見て思わず笑ってしまった







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