新撰組~幕末に名をはせる者~




自然と涙が零れる。



私は今にも泣きそうな声で尋ねる。





『……なんで…なんで、そんなことするのっ?』




「…なんでだろうな、お前が可愛いからじゃねぇの?」




土方は照れ隠しなの…?




『不純な動機でそういうことしないで!!意識しちゃうじゃん!!!』




「しろよ。お前は俺を感じとけばいいんだ」



そう言って土方はまた私に唇を重ねた。



さっきとは違い、大人のキス。









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