新撰組~幕末に名をはせる者~
『天野渚です。よろしくお願いします。ところで、あなた方のお名前伺ってもよろしいですか?』
「俺は二番隊隊長永倉新八!!よろしくっ」
「俺、原田佐之助!よろしく~十番隊隊長だ」
「私は八番隊隊長、藤堂平助です。よろしくお願いします」
長「それにしても男なのに綺麗な顔してんなぁ~女みてぇだ!!」
いや、女ですけど。
沖「はい、綺麗な顔してますよね~男ですけど」
はい?沖田さん、あなた昨日私を女だと言ったじゃないですか。もう忘れたのか!?
沖田さんは3人に見えないように目配せをする。
笑顔こそは優しいが、〝何も言うな〟と言われているようだった。
私は何も言わないことにした。
原「沖田さんも綺麗な顔だけどそれ以上だなっ!!」
籐「左之助は沖田さんが女みたいだって言いたいんだな」
藤堂さんがボソッと呟く。
沖「えぇ?原田さんはそんなこと思ってたんですか」
沖田さんが黒い笑みを浮かべる。
原「え?い、いやぁそんなこと微塵も思ったことないです!!!」
と言いながら走って逃げていった。