新撰組~幕末に名をはせる者~
その光景に思わず私は笑った。
『アハハハハハッ、みなさん面白いですね!!』
永「そ、そうかぁ?面白いなんて初めて言われた…」
籐「だよな…面白いのか…」
『えー、気付かないんですかぁ?こんなに面白いのにな』
――――――ダンッ
土「おい、殴り逃げたぁいい度胸だな。しかもあんなこと言いやがって」
私はその言葉に顔が青白くなったに違いない。
沖「大丈夫ですか?顔が真っ青ですよ!?」
土「気にするな総司こいつは病気なんかじゃねぇ」
沖「そうですか…」
『わぁっ!?』
土方に急に担がれビックリする。
『降ろせ!!クソ土方!!』
永倉さんが私に耳打ちする。
永「渚さんおとなしくしといた方がいいですよ!!土方さん鬼のような顔してますから…」
土「おい、永倉忠告はいいが鬼で悪かったなぁ?」
永「ひ、ひぃぃぃすいませんっしたぁ!!」
永倉さんも走って行ってしまった。
土方は私の言葉に聞く耳持たず、私を担ぎながら広間を出ていく。