幼馴染のあなたは意地悪で
「はぁ、またお前と隣の席かよ」

声の聞こえた方を見るとめんどくさそうに座っている悠也がいた。

「なんであんたとずっと同じクラスでさらに席も隣なわけ。」

悠也「そんなことしらねぇよ」

私の学校はちょっと変わっててこの3年間クラス替えも席替えもしないのである。

「美月、樹利奈。おはよ。」

「おはよー。あっ、剛くんも同じクラスだったの?」

剛「うん。ちなみに美月の前の席。」

樹利奈「って私の隣じゃん。やった。いーっぱい勉強教えてもらお♪」

悠也「剛、俺にはあいさつねぇのかよ」

剛「あっ、悠也も同じクラスだったんだ。」

悠也「普通友達の名前も一緒に見るだろ」

剛「ごめんって。そんな怒んなよ。」

悠也「別に怒ってねぇし。」

剛「はいはい。よろしくな。悠也」

悠也「おう。」

彼の名前は早瀬 剛(ハヤセ ゴウ)
剛くんとは中学校からの友達。
身長は180cmで頭が良くて中学のとき学年でずっとトップだった。
優しいしさらにかっこいいから人気もあった。

ほら、もう剛くんと悠也が目的で教室とか廊下が騒がしいし。
いつものようにこの2人と居るから周りの目が痛い。
まぁ、樹利奈がいるから何かいじめられたりはしないから無視しとけば大丈夫なんだけどね。

この日は入学式だけして学校は終わった。
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