恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
躰に噛みつくような痛みを与えられた。

しばらく続く刺すような痛みに、快感なのか恐怖なのか
私はぶるぶると震える。

チュッと大きな音をさせて唇が一度離れてそこには薄かった花びらの上に真っ赤な新しい花びらが咲いた。

彼の唇は一瞬弧を描いたかと思うと私の上に再び降ってきた。

そして、自由な手でスカートがめくられ、ガチャガチャと嫌な音をさせると自分のズボンをゆるめ強引に私に押し入ってきた。

いつもの丁寧な愛撫も優しさもない、ただこの男が自分の欲望をつぎ込むだけの行為。









私はこの晩セフレだったあの人に初めて犯された。
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