恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】

変化

年が明け、また仕事が始まった。

白石課長は転勤後、白石課長より1年後輩の
新しい課長、田川課長が入ってきた。

むろん私が新課長の面倒など恐れおおくて見るはずもなく、
遠藤課長がその役割を担った。


そしていつもの週末が来ていつものみっちゃん訪問が
繰り返される。

それは私の気持ちとは裏腹な状態だった。
でも何の理由もなく彼を拒絶することは今更…できなかった。


そして、娘たちの結婚式ごっこは、毎回週繰り返された。






しかし、一つだけ変わったことがある。

彼が正月休みの後、仕事が忙しいのを理由に
うちに泊まらなくなった。

確かに、私以外の男性社員はこの時期持ち帰りしなければ
間に合わないほどの仕事量になり、必然的に慣れない彼は
それに多くの時間を割かなければならなくなる。

それは年度末あたりで
大体落ち着くのが毎年のことだった。

私はこのタイミングをどう生かして、彼と距離を置こうかと考えていた。

その反面、彼の行動が不可解でもあり、寂しくもあった。

しかし、事実仕事はあるのだから、それ以上何も言えない。

同じ職場にいるからこそ、この時期の大変さは理解できる。

そんな複雑な気持ちを抱きながら、過ごしていた1月のある日、
私はある変化に気づいた。











いつだったけ?












ない。そうまだ。
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