恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
私はとうとう感情を爆発させた。

「得体のしれない男との結果を宿している私と、
これからどう関わろうって言うのよ!!!」


辺りの空気がさっきより一層重くなり、お互いにそれきり何も発することができなくなった。

どうして、こんなことになったのだろう?

その言葉を吐き捨てた私は、自分への嫌悪感で吐き気がした。

私は視線を下げて自分の腹部を見つめた。
ここには、あの人の子がいる。あの時の、あの頃の罪の結果が宿っている。
それは私が今まで犯してきたことの結果。快楽と引き換えた自分の罪への酬い。

そして、彼を裏切った。

今まで裏切られ続けたからといって彼を裏切ってもいいとは言えない。
今まで騙し騙されていたからといって騙していいわけじゃない。


運命なんて皮肉なものだ。私の目の前に起こる現実は、
こんなにも残酷で、こんなにも非情だ。

やっぱりもう幸せになんてなれない。幸せになる権利なんてとっくの昔になくなっていたんだ。

お願いだからもうこれ以上醜くさせないで…
もうこれ以上さらけ出させないで…














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